Update 2020.03.27

Webの数式,MathJax-LaTex(マスジャックス・ラテック/ラテフ)
htmlやJupyter Notebookに書く数式のコードは同じであり,
囲む記号は2種類あるので実例を紹介する

Jupyter Notebookのmarkdownに数式を書き込むには,MathJax-LaTexのルールに従う数式コードを書き,それを決まった記号で囲みます。他には何も必要ありません。

htmlのWebページに数式を書き込むには,markupではあるがmarkdownと違いはありません。ただ,<head>に<script>を書きます。これは,MathJax-LaTexの書式を読み込むもので,2種類あります。

このWebページのソースの19行目にある<script>は,Jupyter Notebookのmarkdownの数式をhtml化したときに自動で付いてきたものです。markdownでは数式コードを$記号で囲むことが慣習になっていますので,それ用なのかなと勝手におもっています。

このWebページのソースの15行目にある<script>は,Webページに数式を書き込むときに推奨されているものであり,Webページの数式は,カッコで囲むことが慣習になっていますので,それ用なのかなと勝手におもっています。

実は,markdownにもmarkupにも,数式を囲む記号としては,$記号もカッコも使えますし,Webページに導入する<script>もどちらでも使えます。慣習で使い分けているだけのような気がします。皆さんもそれぞれ確認してください。このサイトでは,一見,使い分けているように書いています。

次のサイトでは数式のLaTexのコードを手書きの数式から生成します

とても簡単に数式のLaTexのコードを生成できます。囲み記号は付いてきません。

https://webdemo.myscript.com/views/math/index.html

囲み記号が$記号の場合(mark down(Jupyter Notebook)で使います)

ベイズ定理

$$ P\left(A|B\right) = \dfrac {P\left(B|A\right)P\left(A\right)}{P\left(B\right)} $$ $$ where P\left(B\right) = P\left(B|A\right)P\left(A\right) + P\left(B|\overline{A}\right)P\left(\overline{A}\right) $$ $P\left(A\right)$;事象Aが起こる確率
$P\left(B\right)$;事象Bが起こる確率
$P\left(A|B\right)$;事象Bの条件下で事象Aが起こる確率
$P\left(B|A\right)$;事象Aの条件下で事象Bが起こる確率
次は上のソースです。数式を'$$'または'$'で囲みます。'$$'は1行に書き,センタリングされます。
'$'は文章の中に書き,左寄せになります。

  $$
  P\left(A|B\right) = \dfrac {P\left(B|A\right)P\left(A\right)}{P\left(B\right)}
  $$

  $$
  where P\left(B\right) = P\left(B|A\right)P\left(A\right) +  P\left(B|\overline{A}\right)P\left(\overline{A}\right)
  $$

  $P\left(A\right)$;事象Aが起こる確率
$P\left(B\right)$;事象Bが起こる確率
$P\left(A|B\right)$;事象Bの条件下で事象Aが起こる確率
$P\left(B|A\right)$;事象Aの条件下で事象Bが起こる確率

囲み記号がカッコの場合(mark up(html)で使います)

ベイズ定理

\begin{align} P\left(A|B\right) = \dfrac {P\left(B|A\right)P\left(A\right)}{P\left(B\right)} \end{align} \[ where P\left(B\right) = P\left(B|A\right)P\left(A\right) + P\left(B|\overline{A}\right)P\left(\overline{A}\right) \] \(P\left(A\right)\);事象Aが起こる確率
\(P\left(B\right)\);事象Bが起こる確率
\(P\left(A|B\right)\);事象Bの条件下で事象Aが起こる確率
\(P\left(B|A\right)\);事象Aの条件下で事象Bが起こる確率

数式のコードは上と同じものです。数式のコードを囲む記号だけを替えています。

次は上のソースです。

1行に書き,センタリングされる数式は,'$$'の代わりに, \begin{align}と\end{align},
または,'\['と'\]'で囲みます。
文章中の数式は,'$'の代わりに,'\('と'\)'で囲みます。これは左寄せになります。

  \begin{align}
  P\left(A|B\right) = \dfrac {P\left(B|A\right)P\left(A\right)}{P\left(B\right)}
  \end{align}

  \[
  where P\left(B\right) = P\left(B|A\right)P\left(A\right) +  P\left(B|\overline{A}\right)P\left(\overline{A}\right)
  \]

  \(P\left(A\right)\);事象Aが起こる確率
\(P\left(B\right)\);事象Bが起こる確率
\(P\left(A|B\right)\);事象Bの条件下で事象Aが起こる確率
\(P\left(B|A\right)\);事象Aの条件下で事象Bが起こる確率

上の2種類の<script>も2種類の囲み記号も使い分けなくても良い気がします。


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